ROLLING　STONES

LICKS WORLD TOUR 2002/3

2003.3.15　東京ドーム

”Angie”をラジオで聴いたのが高校生の頃、初めて買ったＬＰが1960年代の
ベスト版でその直後に”Black & Blue”を買ったので1975年頃と思われます。
それから約３０年弱の時が流れ、ついに待望の”Rolling Stones”のLiveを観
る事ができました。

コンサートが始まる前にステージの構成を見たら、”Bridges to Babylon”
と同様にステージのセンターから花道がありアリーナ席の中央にＢステージが
設置されていました。しかしメインステージの上部にモニター・スクリーンらしき
物が見当たらず、双眼鏡を持参しなかったので最初は心配しましたがコンサー
トが開始して少ししたらモニターが映し出され安心しました。

オープニングは”Brown Sugar”で、早くも観客は総立ちで過熱状態に達しまし
た。この”Brown Sugar”を初めとして”Bitch”、”Tumbling Dice”、”It's Only Rock'n
Roll”の70年代初期〜中期の曲は軽快でアップテンポであるのに対して、60年代
後半の”Sympathy For The Devil”、”Midnight Rambler”、”Gimmie Shelter”、
”Street Fighting Man”、”Jumpin' Jack Flash ”はなかりアクが強く反抗的な面が
あり、私はこれらの両方の時期のStonesの曲が特に大好きです。アルバムでは
”Let It Bleed”、”Goats Head Soupe”、”Black & Blue”を崇拝しています。

コンサートは、当然の事ながらMickのパワフルなヴォーカルとアクションが若い頃
の映像と全く変わる事無く体感できたのが何よりも感激しましたが。今回の日替わ
りメニューの”Bitch”では、Bobby Keysのサックス・Ronnieのギター・Mickのハーモ
ニカのソロのバトルは聴き応えが充分あり、演奏面の底力も堪能できました。また
Ｂステージで”Midnight Rambler”が聴けたのも最高に嬉しかったです。また２年前
の2001年にClaptonのコンサートを観にLondonに行った時に宿泊したホテルのバー
で”Street Fighting Man”が流れてきて、｢ここはLondonだ！｣と実感が沸いたものです。


Stones結成以来４０年間、Ｒ＆Ｂを基盤としたシンプルな構成の音楽は一貫しており、
あの”６０年代のＲ＆Ｂ文化”を築きあげたアーティストが３０年以上経っても第一戦で
活躍している事は驚異であり、今後も私にエネルギーを与え続けてくれることでしょう！

01.Brown Sugar
02.Start Me Up
03.You Got Me Rocking
04.Don't Stop
05.Rocks Off
06.You Can't Always Get What You Want
07.Bitch
08.Can't You Hear Me Knocking
09.Tumbling Dice
10.Slipping Away
11.Before They Make Me Run
12.Sympathy For The Devil
13.It's Only Rock'N Roll （B-STAGE)
14.Little Red Rooster（B-STAGE)
15.Midnight Rambler（B-STAGE）
16.Gimmie Shelter
17.Honky Tonk Women
18.Street Fighting Man
19.Jumpin' Jack Flash
20.(I Can't Get No) Satisfaction (encore)