GEORGE LIVE IN JAPAN
2002.9.8up(2002.10.5更新)




１９９１年にGeorgeは来日公演を行ないましたが、当時私は静岡県に単身赴任中
で、さらにその歳の３月のClaptonの長男の不慮の事故死で、自分にとっても衝撃
が大きく、コンサートを観にいく気にはなれず、機会を逸してしまいました。

Georgeの来日公演から、１０年以上経過してPaulの来日公演が決定して、少し
Paulの勉強をしようとＣＤレンタルショップへ行きました。そしたら、Georgeの来日
公演のＣＤ：『LIVE IN JAPAN / George Harrison with Eric Clapton and his band』
が目に入り、思わず借りてしまいました。数年前に、このＣＤを買おうと思ったら残念
ながら廃盤で、聴くことができなかった念願のアイテムだったのです。





『CLOUD　９』をリリースするまで低迷していたGeorgeですが、見事カムバックを果た
し、BEATLES時代のGoergeのナンバーも懐かしくて最高でした。特に、”Taxman”、
”If I needed someone”BEATLES中期の雰囲気が久々に甦りました。Claptonのサポート
も想像以上に素晴らしく、主役を演出していました。圧巻は言うまでも無くアンコールで演
奏された”While my guitar gently weeps”ですが、｢バングラデシュ｣、｢プリンストラスト｣、
｢クイーンズ・コンサート｣と比較しても最高で、実際に聴いたら間違い無く鳥肌ものでしょう。
Georgeが唄の後で言った｢エリック・クラプトン！最高〜！ギター！｣が全てを語っていま
す。Georgeのコンサートは１７年振りとの事で、以前評判が悪くツアー離れしていたGeorge
に対してClaptonが｢日本のオーディアンスなら安心だよ｣っと説得したそうです。日本人は欧
米人ほどの盛り上がりはない反面、誠実さがアーティストには感じられるのでしょうか？

もうひとつ、恥ずかしながら｢リーサル・ウェポン２｣の最後の挿入歌”Cheer Down”が
Georgeであった事を初めてしりました。どうもGeorgeの唄の雰囲気に似ているなと思
ってはいましたが、音楽担当がClaptonとD.Sanbornでしたので、まさかGeorgeの曲ま
でもが流れるとは思いませんでした。

とにかく、ＣＤを聴いてコンサートの素晴らしさが伝わってきました。無理してでも、行っ
ておけば良かったと反省しています。｢George ! Great !｣